検証した主張
「Fastmailでは複数の独自ドメインを一つのアカウントに登録し、各サイトのアドレスから送受信できる。」
発見元は調査の入口であり、判定の根拠には使用していません。別サイトの窓口を「別ユーザー」ではなく別エイリアスにする
架空の例として、技術メディアの contact@example.com と予約サイトの support@example.net を、一人の担当者が管理します。両ドメインは説明用の予約済みドメインです。Fastmail公式は、別アドレスを同じユーザーの受信箱へ配達するエイリアスと、別のログイン・受信箱を持つユーザーを区別しています。
一人で二つの窓口を担当するならエイリアスが候補です。複数の担当者で権限や受信箱を分けるなら別ユーザーや共有機能を検討します。アドレスの数と「人の人数」を同じものとして課金・設計しないことがポイントです。
ドメインを追加してからエイリアスを作る
Fastmailの Settings → Domains で所有する独自ドメインを追加します。DNSをFastmailへ丸ごと移す方法だけでなく、WebサイトのDNS管理を維持し、メールのMX等をFastmailへ向ける方法も公式ヘルプにあります。既存サイトがある場合にネームサーバーを準備なく変更しないよう同社も注意しています。
Settings → My email addresses → Add address → Create an alias から、追加済みドメインを選んで窓口アドレスを作り、配達先・表示名・署名を設定します。作成後の反映には最大15分程度かかる場合があるとヘルプは案内しています。外部からの受信と返信のテストを行います。
「Fromはどれか」を返信設定と作成画面で確認
Fastmail公式ヘルプでは、エイリアスごとに差出人名や署名を設定できます。Mail preferencesにはReply from(どのアドレスで返信するか)の設定があり、返信時の挙動を選べます。多くの窓口を扱う場合、窓口名を目印にして送信前のFromと署名を確認する運用が有用です。
Fastmailの受信箱で返信する場合と、外部の別メールサービスへエイリアスを転送してそこで返信する場合は異なります。外部転送先のメールアプリまでFastmailの返信設定が伝わるとは限りません。送信元を保証したいなら、使うクライアントでテストします。
料金やDNSの判断は契約と移行条件に沿って
独自ドメインを使うには、Fastmail公式によればアカウントの管理者が少なくとも一人、Basic以外のプランに加入している必要があります。エイリアス数などにも上限があるため、契約時に公式の現在の条件を確認してください。本記事は特定料金を固定して提示しません。
すでにMicrosoft 365やCloudflare Email Routingで同じドメインのメールを受信しているなら、MXを切り替える前に全受信者を棚卸しします。移行後に両方のサービスへ自動で同時配達されると考えないでください。どの構成が適するかは、担当者数、既存の契約、送信元の確認方法によります。
| 対象 | 確認すること |
|---|---|
| 人 | 一人の受信箱で十分か、担当者別の権限が必要か |
| ドメイン | 所有権・管理権限・既存MX・WebサイトのDNS |
| 返信 | Reply from、From、署名、送信済みの保存先 |
| 費用 | 契約プランと追加ユーザーの条件・現在の料金 |
検証条件・対象環境
| 対象プラン | 少なくとも管理者1人がBasic以外の契約で独自ドメインを利用。最新料金は公式料金表で確認 |
|---|---|
| 地域 | 提供地域、契約、管理者設定によって異なる |
| 利用面 | Fastmail Web / Settings → Domains / Settings → My email addresses / Settings → Mail preferences |
| 提供状態 | 2026年9月22日時点の公式ヘルプ。契約プラン・上限・返信設定は変更され得る |
| 実機確認 | Fastmail公式ヘルプの設定と返信オプションを照合。契約・ドメイン追加・実メール送受信は行っていません。 |
| 次回見直し | 2026.10.22 |
よくある質問
サイトの数だけFastmailのユーザー契約が必要ですか?
一人が複数アドレスを使うなら別エイリアスにまとめられます。別の担当者に独立したログインや受信箱が必要ならユーザー追加を検討します。
WebサイトのDNSをCloudflareのまま使えますか?
Fastmail公式は他社DNSを保ちつつMXをFastmailへ向ける方法を案内しています。メール用DNSを設定し、既存受信への影響を確認します。
更新履歴
複数ドメインとエイリアスの仕組み、返信・DNS・契約条件を匿名の架空例で整理。
実機検証は未実施のため、根拠レベルを公開基準に合わせてAからBに訂正。
情報源
一次情報と発見元を区別し、各ページの公開日と確認日を記録しています。
- Custom domains with Fastmail
複数ドメイン、DNSと管理者の契約条件。
公開: 日付表記なし(随時更新)確認: 2026.09.22 - How to set up aliases
エイリアス、配達先、送信設定と反映時間。
公開: 日付表記なし(随時更新)確認: 2026.09.22 - Using multiple email addresses vs. multiple users
別アドレスと別ユーザーの違い。
公開: 日付表記なし(随時更新)確認: 2026.09.22 - Composing a message
Reply fromと送信元の設定。
公開: 2026.03.05(画面例)確認: 2026.09.22