検証した主張
「MISSやBYPASSが出ればキャッシュの故障であり、DYNAMICは個人情報が漏れた証拠だ。」
発見元は調査の入口であり、判定の根拠には使用していません。まず同じURLと条件で比較する
cf-cache-statusは単一の応答に付いた状態です。HITはエッジから配信され、MISSは保存対象だがまだそのエントリがない状態です。初回アクセスやパージ直後のMISSを直ちに障害と呼べません。
Cookie、認証、クエリ、メソッドが変わると結果が変わります。同じURLでも全員に共通のファイルと個人向けAPIでは期待状態が違います。
| 値 | 意味 | 最初の確認 |
|---|---|---|
| HIT | エッジの保存済み応答から配信 | 個人向け応答なら保存キーと対象ルール |
| MISS | 対象だが該当する保存済み応答なし | 初回・パージ直後・キー違い |
| BYPASS | 設定やオリジン指示でキャッシュ回避 | Cache-Control、Cookie、Cache Rules |
| DYNAMIC | キャッシュ対象外 | 対象ファイル種別、ルール、メソッド |
BYPASSとDYNAMICは異なる
BYPASSはオリジンのCache-Controlや設定などでキャッシュを回避した結果です。DYNAMICはキャッシュ対象外として扱われた応答です。両方ともオリジンへ行くことはありますが、理由は同じではありません。
キャッシュを増やす前に、その応答が公開情報なのか、ログイン状態やCookieで変わるのかを確かめます。
個人データならHITを慎重に扱う
ログイン後の情報でHITが見えたら、別ユーザーへ誤配信されないか、どのキーで保存されているかを優先して調査します。逆にDYNAMICだけで漏えいは証明できません。
Cache Analyticsはプラン条件があるため、無料プランで同じ画面が見えない場合はレスポンスヘッダーと設定を使って調べます。
検証条件・対象環境
| 対象プラン | 製品・契約プランで機能と表示範囲が異なる |
|---|---|
| 地域 | 提供地域・利用環境で表示や条件が異なる場合あり |
| 利用面 | Cloudflare Dashboard / Webサイト・API |
| 提供状態 | 2026年9月22日時点の公式公開資料。ダッシュボードの名称・契約条件は変更され得る |
| 実機確認 | Cloudflare公式資料で機能と制限を照合しました。個別のサイト・アカウントで設定変更や攻撃の再現はしていません。 |
| 次回見直し | 2026.10.22 |
よくある質問
MISSが出たらキャッシュは失敗していますか?
HITはキャッシュから配信、MISSはキャッシュ対象だが該当エントリがない状態、BYPASSは設定やオリジン指示で保存を避けた状態、DYNAMICはそもそもキャッシュ対象外の状態を示します。
更新履歴
公式資料を確認し、固有の利用情報を含まない一般的な手順・注意点として整理。
実機検証は未実施のため、根拠レベルを公開基準に合わせてAからBに訂正。
情報源
一次情報と発見元を区別し、各ページの公開日と確認日を記録しています。
- Investigating uncached responses
HIT・MISS・BYPASS・DYNAMICの切り分け。
公開: 公開日未確認(閲覧日を記録)確認: 2026.09.22 - Default Cache Behavior
HTML・JSONの既定キャッシュとオリジン応答。
公開: 公開日未確認(閲覧日を記録)確認: 2026.09.22 - Cache Rules settings
Edge TTLがオリジン指示を上書きする条件。
公開: 公開日未確認(閲覧日を記録)確認: 2026.09.22 - Cache Analytics
Cache Analyticsのプラン条件とサンプリング。
公開: 公開日未確認(閲覧日を記録)確認: 2026.09.22